土木作業は外で行うため、天候によって仕事を中止しなければならないことがあります。
「雨が降ったら、土木作業は休みになるの?」
このように疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、作業中止を決定するには、明確な基準があります。
今回は、土木作業と雨や天候について詳しくお伝えします。
労働者の安全と衛生について定めた法律が「労働安全衛生法」です。
労働安全衛生法では、作業を中止しなければならないレベルの悪天候の基準が定めれられています。
・強風:10分間の平均風速が毎秒10m以上の風
・大雨:1回の降雨量が50㎜以上の降雨
・大雪:1回の降雪量が25cm以上の積雪
天候だけでなく、震度4以上の地震の際にも作業を中止しなければなりません。
また、上記のような悪天候が予想される場合にも、土木作業を中止する必要があります。
引用元:e-GOV法令検索 | 労働安全衛生法
厚生労働省 | 降雨及び強風等による労働災害防止の徹底について
土木作業が雨で中止になるには、3つ理由があります。
・安全確保
・作業の効率化
・環境への配慮
詳しくお伝えします。
台風の直撃や線状降水帯の発生など、雨による災害が増えています。
土木作業において、安全確保は最も優先しなれればならない事項です。
特に雨天では、作業環境の悪化によってリスクが増大する怖れがあります。
例えば、ぬかるんだ地面や滑りやすい斜面では転倒や、重機の転覆など重大事故を引き起こすリスクがあります。
また、豪雨による視界の悪化、雷雨による電気設備のショート、雨水の侵入など、雨は現場作業にさまざまな危険をもたらします。
このようなリスクを避けるために、雨天の作業を中止する場合があります。
雨天による作業効率の低下も考慮しなければなりません。
濡れていると道具が使いにくくなるだけでなく、作業員も動きづらくなります。
土木作業のなかでも、特に雨の影響を受けやすいのは以下の3つです。
・舗装作業:アスファルトが固まらない→道路の耐久性低下の恐れがある
・掘削作業:雨水が溜まることで作業が進まなくなる→地盤が緩むリスクが高まる
・コンクリート打設作業:雨水が混入→コンクリートの品質低下の恐れがある
作業効率や、仕上がりを考えて雨天時には上記の作業を中止することがあります。
雨天時には、環境保護の観点も作業中止の判断材料になります。
雨水による浸食や土砂の流出を防ぐために、処置しなければならない場合も……。
具体的には、土壌の保護シートを設置したり、排水設備の整備をしたりなど対策を講じます。
環境への影響を最小限に抑えるために、作業を中止する場合もあります。
「作業が雨で中止になったら、休みになるの?」
このような疑問をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。
実際には、雨の日が必ず休みになるとは限りません。
土木現場では雨天時にも時間を有効活用するための、代替作業や準備作業があらかじめ計画されています。
具体的に、雨天で作業が中止になった日は、以下のような作業を行います。
・機械や道具のメンテナンス
・現場の整理整頓
・座学や研修
・次の作業の準備
多くの企業では、雨天時にも柔軟な対応ができるようにスケジュールを組んでいます。
とはいえ、雨が続く場合や特定の条件下では作業が中止され、休みになることもあります。
雨天時の対応は、会社によって異なります。
具体的な会社の方針や、労働契約について気になる方は、遠慮なく会社に質問しましょう。
今回は「土木社業は雨で中止になるの?」という疑問にお答えしました。
雨だけでなく、悪天候の場合はもちろん作業は中止です。
悪天候とひと言でいっても、法律によって明確な基準があります。
また、安全確保や品質管理の観点から、雨で作業が中止になる場合があることも覚えておいてください。
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